隠れたペア(ヒドゥンペア)の解き方
ネイキッドペアより見つけにくいが、難問の突破口になる強力テクニックです。(適用:上級〜難問)
実際の上級問題から、隠れたペアを見つける
2つの数字を置ける場所はどこですか。その2マスの中から何を消せますか。
上級 No.3の12手目の直前です。それまでの確定・候補消去を反映した途中盤面です。 rは上から1〜9行、cは左から1〜9列。色の付いたマス:r2c1・r3c3。
答えと「なぜそうなるか」を見る
隠れたペアで進めます
ブロック1(左上から横に1〜9)で8と9を置けるのは、どちらもr2c1・r3c3の2マスだけです。この2マスを8と9が使うため、2マスの内側に残る他の候補を消せます。
r2c1の1、r2c1の4、r3c3の4を候補から消します。
成立条件を満たしている範囲だけに適用します。候補が図と違うときは、同じ形に見えてもこの一手をそのまま使わず、数字の書き間違いや候補の抜けを先に確認してください。
隠れたペアとは
ある行・列・ブロックの中で、2つの数字がそれぞれ同じ2マスにしか入らないとき、その2マスを「隠れたペア(ヒドゥンペア)」と呼びます。
この2マスは必ずそのペアの2数字を使うので、2マスからペア以外の候補をすべて消去できます。表面上は候補が多く見えますが、「数字から場所を探す」視点が鍵です。
ネイキッドペアとの違い
ネイキッドペアは「2候補だけ持つマスを探す(マス起点)」。隠れたペアは「2マスにしか現れない2数字を探す(数字起点)」。どちらも同じ消去効果を生みますが、視点が逆です。
見つけ方のコツ
数字ごとに「この数字はどこに入るか?」と行・列・ブロック内の候補を確認します。ある数字Xの候補が2マスしかなければ、次に数字Yの候補も同じ2マスかどうかを確認。一致すれば隠れたペアです。
よくある見落とし・間違い
隠れたペアの条件は、2つの数字がそれぞれ同じ2マスにしか現れないことです。どちらか片方の数字が3マス目にも入れるなら不成立。「2マスにしか入らない数字」をひとつ見つけて満足せず、相方の数字も同じ2マス限定かを必ず確認しましょう。
消去の方向をネイキッドペアと取り違えるのも定番の間違いです。ネイキッドペアは「ペアの外側(同じ行・列・ブロック内の他マス)」から消しますが、隠れたペアは「ペアの2マスの内側」に残っている他の候補を消します。方向を逆にすると盤面が壊れるので、消す前に一呼吸おいて確認を。
そして大前提として、候補メモが完全でないと隠れたペアは原理的に見つけられません。メモに抜けがあると「この数字は2マスにしか入らない」という判定そのものができないからです。行き詰まったらまずメモの総点検から(行き詰まったときのガイド)。
この手筋が現れる問題で練習する
上の図は上級 No.3の12手目から取り出しました。同じ問題を最初から解くと、途中の候補ができる過程も確認できます。
候補消去の後は単数が生まれていないか確認します。全体の順序はテクニック一覧で調べられます。
他のテクニック
数独テクニック一覧で、初級から超難問までの手筋と覚える順番を見る
- 裸の単数(ネイキッドシングル)の解き方(初級)
- 隠れた単数(ヒドゥンシングル)の解き方(初級〜中級)
- ネイキッドペア(二国同盟)の解き方(上級)
- 区画の絞り込み(ポインティング)の解き方(中級〜上級)
- X-Wing(エックスウイング)の解き方(超難問)
- 三国同盟(ネイキッドトリプル)の解き方(難問)
- スワードフィッシュの解き方(超難問)
- スカイスクレイパーの解き方(超難問)
- XY-Wing(XYウイング)の解き方(超難問)
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よくある質問
- 隠れたペアとネイキッドペアはどちらが難しい?
- 隠れたペアの方が見つけにくいです。数字ごとに候補の場所を確認する「数字起点」の視点が必要です。
- どの難易度で使う?
- 主に上級〜難問で使います。候補が多くなる中盤以降に特に有効です。
- 候補メモなしでも見つけられますか?
- メモを書かずに候補位置を頭で確認することもできますが、見落としやすくなります。対象の行・列・ブロックで、その2数字の置ける場所をすべて確認してください。